
掌編:Love Letter
「もう好きじゃなかったんだよね? ごめんね、付き合わせちゃって。 私が謝るから、縋るから、別れられなかったんだよね? ごめんね、気付かな...
赫峰あくるの小説置き場
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「なぁミコト。ユウタの奴、元気してっかな?」「どうしたんだ? 急に……」「もう俺達のこと、覚えてないんだよな。ずっと一緒に居たのに。実感...
『今から空いてる? どっか行かね?』 そんなメールが届いたのは、すっかり日も落ちた午後九時。相手はバイト先の同期の司。元々仲も良...
すっかり寒くなった秋の日。制服にカーディガンの私は、ポケットに手を突っ込みながら歩いていた。 部活も終わり、まだちらほらと人の残る校舎を...
「っ……ナオト! 早く開けろ! 人が来ちゃうだろ!?」「待って! これ難しい!」「早く!」 僕達ハ──コウシナキャ生キテイケナイ...