140字SS:氷と小鳥

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水溜まりに張った碓氷を、
パリパリと足で砕く。
吐く息は白く、
かじかむ手を擦りながら、
足早に歩いた。
日差しは眩しくて、
低木に霜が降る。
特別な時間だ。
今しかない、
特別な、時間。
小鳥の囀りを聞きながら、
少しだけ目を閉じた。